ロシアの農村では有史以前から、漁師のカヌー、キノコやベリーを集めるバスケット、食器、保存容器、履物(スリッパや長靴)、帽子、アクセサリーなど様々な生活用具としてベレスタが使われてきました。
発掘されるベレスタが腐敗せずに原型をとどめていることから、その防腐効果も実証されています。
白樺樹皮には、皮膚を刺激するアレルギー物質が含まれていません。また、静電気を引き起こさないので、アクセサリーや櫛(くし)にも適しています。
白樺は「暖かい木」と呼ばれ、寒い時でもベレスタに触ると暖かさが感じられます。
マリンカのショップでは実際の商品をお手にとってご覧いただくことができます。精巧な細工と、素材の温もりをぜひ体感なさってみてください。
白樺アロマの強い抗菌効果から、「白樺の森は手術室よりも数倍清浄である」と、いわれています。爽やかさを感じる白樺林。しかし最上の白樺がとれるトムスク市の周辺は乱伐が続き、ベレスタ用の白樺が枯渇しつつあるという。
写真は、樹皮をはがした跡。
黒い内皮を残して白い表皮だけはがせば4~5年で新しい樹皮が出来る。経験を積んだ職人は白樺の回復を考えて慎重に樹皮を採取!